これを守れば事故を減らせる! フォークリフトの安全対策の方法とは?
小回りがきいて重い荷物を一度に運ぶことができるフォークリフト。倉庫や資材置き場などで大活躍している会社も多いことでしょう。
しかし毎年何件ものフォークリフトによる事故も起こっているのです。
そこで今回はフォークリフトの安全対策の方法をご紹介しましょう。会社でフォークリフトを使用している、という方はぜひ読んでみてください。
フォークリフトが引き起こす事故とは?
フォークリフトが引き起こした事故は色々とありますが、特に多いのは以下の3つです。
- フォークリフトと人との接触事故
- フォークリフトのパレットから荷物が崩れる事故
- フォークリフトの転倒による事故
どれも最悪の場合は死に至るものです。では、なぜこのような事故が起こってしまうのでしょうか。
フォークリフトは事故を起こしやすい?
フォークリフトは軽トラックなどと同じ荷役自動車ですが、屋内、しかも倉庫などのものがたくさんあったり、入り組んでいる場所で働くことが多いという特徴があります。つまり、フォークリフトのすぐそばを人が通ることも多く、死角から急に人かフォークリフトが出てくることも少なくないのです。
そのうえフォークリフトはトラックほどスピードを出すことがありません。ですからそばを歩いていても危機感を感じにくいのですね。
また最大積載荷重 1t以上のフォークリフトは、「フォークリフト運転技能講習」の修了が法令で義務づけられていますが、最大積載荷重 1t未満のものは事業者のおこなう「特別教育」の受講が義務付けられているだけです。
さらに、自動車のように車検はなく自主検査が義務付けられているだけですので、どうしても自動車と比べて安全対策が怠りがちになってしまう場合があるのです。
フォークリフトの安全対策の方法とは?
フォークリフトの事故を防ぐためには、以下のような安全対策が有効です。
- 人が歩く場所とフォークリフトが通行する場所を分ける(テープを張っておくだけでも違います)。
- フォークリフトに回転式警告灯などをつけてどこを走っているか一目でわかるようにする(資材の陰にいたとしても、警告灯が光っていればわかりやすいですね)。
- フォークリフトが荷の上げ下ろしをしている間は一定の距離を置く。急停止、急発進をしないなどの安全講習を定期的に行う(注意を促すだけでも違います)。
- フォークリフトが動かす荷物は梱包を厳重にし、荷の積み方や荷の重心位置を決めておくこと。
- フォークリフトの運転をする社員には定期的に安全講習を実施すること。
- フォークリフトは定期的に自主点検をすること。
- フォークリフトの運転は資格者以外絶対に行わないこと。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回はフォークリフトの安全対策の方法についてご紹介いたしました。
一見すると多いように思えますが、自動車を運転するときの安全対策と同じようなものです。
フォークリフトも自動車の一種と考えて安全対策をしっかりと行いましょう。