大公開! フォークリフトのバッテリー式・エンジン式の違いとは?
フォークリフトにはバッテリー式とエンジン式の二種類がありますよね。
あなたの職場ではどちらを使っていますか?
フォークリフトに乗ったことがない人は「なぜバッテリー式とエンジン式があるのだろうか。どちらもあまり変わらないのでは?」と思うかもしれません。
しかしバッテリー式のリフトとエンジン式のリフトにはそれぞれメリット・デメリットがあるので、状況に合わせてリフトを使い分けるのはとても大切な事なのです。
そこでこの記事ではバッテリー式のリフトとエンジン式のリフトのメリット・デメリットをご紹介します。
バッテリー式のメリット
その1:価格が安い
バッテリー式のメリットは価格が安いということです。
大きさによって異なりますが、エンジン式のフォークリフトは約218万円から445万円程する場合があります。
しかしバッテリー式の場合、大きさによっては35万円台で購入することも可能なのです。
ランニングコストを大幅に抑えることができますよね。
その2:排気ガスが出ない
バッテリー式のフォークリフトは排気ガスが出ません。
そのため換気の良くない工場内で有害な排気ガスを出さずに運搬作業をすることができます。
この点もバッテリー式フォークリフトのメリットです。
バッテリー式のデメリット
その1:パワー不足になる場合がある
バッテリーとエンジンを比べた場合、やはり力があるのはエンジンです。
屋外で重たい物をスピーディーに運びたい時には、バッテリー式フォークリフトでは力不足と感じることもあります。
その2:バッテリーの交換費用が高額
バッテリーフォークリフトは一定の期間ごとにバッテリーを交換する必要がありますが、この交換費用が高額になる場合があります。
純正のバッテリーを新品で購入すると100万から150万円程かかってしまうこともあるのです。
ただし、最近ではバッテリーを再生するという技術もあるので、バッテリーを交換する時に依頼してみてはいかがですか?
エンジン式のメリット
その1:パワーとスピード
効率良く作業するためのパワーとスピードを持ったフォークリフトならやっぱりエンジン式です。
屋外での資材運搬や原料の積み下ろしにはパワーとスピードが欠かせません。
これがエンジン式フォークリフト最大のメリットです。
その2:燃料さえあればどれだけでも動かせる
エンジン式のフォークリフトは石油かLPガスを使って動かします。
そのため、燃料さえあれば長時間作業し続けることが可能です。
バッテリーの場合は電力が無くなると充電しなければなりませんが、エンジン式フォークリフトはその必要がありません。
これもエンジン式フォークリフトのメリットと言えるでしょう。
エンジン式のデメリット
その1:排気ガスが出る
エンジン式は燃料を使うため、当然排気ガスが出ます。
換気の悪い工場内で長時間使うと室内に排気ガスが充満してしまうでしょう。
パワーはあるものの環境に配慮するのが難しい、というのがエンジン式フォークリフトのデメリットです。
その2:小回りが利かない
エンジン式はバッテリー式に比べて小回りが利きません。
私は実際にエンジン式フォークリフトに乗って倉庫作業を行なったことがありますが、車体が大きいため製品に当てないようにリフトを動かすのは非常に大変でした。
小回りがあまり効かないというのもエンジン式フォークリフトのデメリットと言えるでしょう。
いかがでしたか?
この記事ではバッテリー式フォークリフトとエンジン式フォークリフトのメリット・デメリットをご紹介しました。
バッテリー式フォークリフトとエンジン式フォークリフトにはそれぞれ特徴があります。
選択の目安としては、室内で使用する場合はバッテリー式、屋外で使うことが多い場合にはエンジン式を選ぶとよいでしょう。