1日使用できないのが殆どです。なぜでしょうか?
通常の超低温冷蔵庫内はマイナス60度近辺の温度をさしております。このような環境下において長時間の作業となりますとバッテリーが凍ってしまい、内部液の流動性が低くなり、本来の力が発揮できなくなります。しかし電池容量は残っているのが殆どです。このような環境の中では1つのセルが不良となりますと、その影響が非常に大きく作用します。
最大の敵は冷たさですから、少しでも時間のある時は屋外にだしバッテリーを温めることです。屋外にて温風を当てるのも効果があります。昼休み中などは是非行ってください。
2台以上ある場合は、冷蔵庫内の仕事を一定時間で交代するなどの工夫も必要です。
平均的に電池容量の3分の1くらいしか使用していないのに十分な作業ができなくなる状態になっております。
これを防ぐには「温める」「凍らせない」工夫が必要です。
産業用EBバッテリーの再生において
当社で存分に再生を行った結果、EB型バッテリーは「焼損品が非常に多く」再生率が悪いです。これは管理の仕方に問題がります。現場においては「使用するのみ」で管理はされにくいのが現状です。現場から現場への移動等によるものです。
焼損の簡単な見分け方は下記の通りですので参考にしてください。
① 比重計で比重を測定する際、電解液の中に「黒色の燃えカス片」が混入しております。(比重計の中の電解液中に黒い片が浮かんでおりますのでよく観察してください。
② バッテリー本体が6区画に区分されておりますので、各区分の比重を比べると極端に比重低下が見受けられます。この低い部分が焼損の可能性があります。
③ 最低でも比重が1.22くらいの比重を保っていれば回復の見込みがありますが比重が1を示す”まるで水”相当のものは通常では回復不能です。それは硫酸成分が焦げてしまったからです。(水は蒸発して焼けませんが硫酸成分が焦げてしまいますのでこの結果となります。急ぎ水を加えても元に戻りません。充電しても硫酸成分がありませんから元に戻りません。
ご注意点
1.小さなバッテリーでも見くびらないでください。
電流容量は非常に大きく良く働きます。接続部分のターミナルが緩んでいると接続金具が真っ赤になり鉛ターミナルが解けてしまいます。
2.また、これらの状況下にあるとき、充電時には水素ガスの発生により爆発を生ずることがあります。その際、バッテリー本体の筐体が破損してしまいます。[主に、上蓋部分が破損します。私の経験からすると希硫酸液の飛散はありまあせんでした。」
十分注意してください。
フォークリフト以上に多く利用されており、非常に便利で優秀なEBバッテリーです。上手に管理しお使いください。
これら以外の事がありりましたらなんでもお気軽にお問い合わせください。HPご覧いただいたお礼にお答えいたしております。